菊川市【五丁目下】塗完

菊川市【五丁目下】塗完

二代目を経て、1996年(平成8年)には三代目の屋台が建造されました。屋台本体は山本建築が手掛け、彫刻は井波彫刻協同組合(富山県南砺市)が携わっています。

2005年(平成17年)には、菊川町と小笠町が合併して菊川市が誕生。2006年(平成18年)には屋台に漆塗りや彫金も施されました。漆塗りは、木曽漆器で有名な荻波工房(長野県塩尻市)に、金具は村井神仏金物製作所(愛知県刈谷市)に、ご協力いただきました。

各所にはさまざまな題材の井波彫刻や漆塗りの技法の螺鈿(らでん)、蒔絵(まきえ)が配置されています

夜光貝や蝶貝などの貝殻を漆で塗り重ねて装飾する技法の螺鈿には、秋を表現する川に紅葉が流れる図柄や子孫繁栄のウズラとアワ、五穀豊穣を表す冬支度のために木の実を貯めるリス、地域の人々の繁栄を祈願する白ネズミに引かれる恵比寿様と大黒様を。

漆で文様を描いて、さらに金箔などを固着させる技法の蒔絵には、平穏無事と幸せを願う吉祥の鳥として鳳凰も。細部までこだわりの詰まった二輪屋台が完成しました。