カテゴリー: 修理点検

2021/07/25

菊川市「長池」屋台点検

平成元年に弊社で建造させて頂きました。菊川市長池の屋台点検になります。
築30年ほど経過した二輪屋台は大きな損傷もなく問題はありませんでしたが、長年使用してきた車輪の心棒(木製シャフト)が痩せてガタツキがありました。

大八車の輪金(外周の鉄)はしっかり締まっています。緩んでいたら焼き嵌め
も必要になるのですが今回は大丈夫そうです。

心棒(木製シャフト)を使用の際にはスペアが1本あると安心かと思われます。毎年ローテーションで使用出来れば心棒のコンディションも良くなりますし、祭典中の急な交換が必要になっても交換に慣れていれば町内で対応が出来ます。毎年、人手が多い虫干しなどに交換できればいいですね。

平成元年 長池屋台落慶>> 

2021/01/25

掛川市下垂木鰯原「共勇社」大改修開始

掛川市下垂木鰯原「共勇社」さんの大改修工事が開始されました。
締め直し「解体組立による修繕」により経年劣化した部材を復元し
伝統継承を目的とした改修工事を行います。

人の背丈程の屋台車輪は立派です。

木製で作られた屋台(山車)は、長年の祭事や運行で躯体の緩みが生じます。
組みばらしの出来る屋台は痛んだ部材を復元することで伝統のカラチを受け継いで行きます。

2020/03/07

袋井市二輪屋台点検

袋井市二輪屋台の点検に行ってきました。掛川との境に位置する町内様で屋台建造から42年経った躯体になります。

目立った損傷はありませんでしたが、車輪のガタツキや建具の修理など、以前から気になっている箇所のお話をお聞きして確認致しました。

柱が6本だったり、欄干が広く出囃子だったり、地域によって形状のは様々ですね。当時屋台を製作された工匠の気持ちが伝わってきます。

その地域で慣れ親しみ、愛着のある屋台の点検や修理など、祭り屋台に関することでしたら何でも、お気軽にご相談ください。山本建築が皆さんの町の大切な屋台を万全の状態にしてお戻しいたします。

2020/02/21

御前崎市大唐破風屋台(修理点検)

車輪のメンテナンス

平成7年に弊社で建造された大唐破風四輪屋台の修理点検になります。23年程経過した屋台は主に車輪廻りの部品交換をいたしました。

屋台を支える鋼製車輪は非常に重量があるので屋台本体ジャッキアップしてベアリング交換となります。横ずれ防止金具も取替ていきます。

20年以上頑張ったユニットベアリング 今までお疲れ様でした。
新しいベアリングはグリスアップが出来るタイプを選定
前輪の舵ジョイントボルトも削れて細くなっていたので硬質棒に交換しました。

今回の修理点検ではベアリングや消耗品の交換になりました。屋台などの車輪構造はシンプルな物が多いですが、劣化や見えない所で破損している場合もありますので定期的なメンテがお勧めです。

2020/02/20

掛川市高欄式二輪屋台 点検

平成9年に当社で建造された 掛川市大和田【法之脇社】屋台の点検になります。山車や祭り屋台は普通の建築物と違って常に曳き廻わされ、振動が本体に伝わってきます。年々振動により躯体の仕口やホゾのクサビなどが緩んでしまう場合もあります。その都度クサビなどを打ち直し、緩みや歪がヒドイ時には一度ばらして締め直しが必要な状態もあります。

大八車のコシキの割れがありました。乾燥された欅材を旋盤で加工して作られる軸受けは、木材の芯をくり抜いた物が多く少々割れやすい部分でもあります。祭典時に雨水などが侵入し乾燥するとさらに割れが大きくなるので注意です。

山本建築では、屋台の新造だけではなく、現在使用している屋台のメンテナンスや修理も行なっています。

点検や修理など、祭り屋台に関することでしたら何でも、お気軽にご相談ください。山本建築が皆さんの町の大切な屋台を万全の状態にしてお戻しいたします。

2019/12/06

磐田市二輪屋台点検

弊社では祭り屋台の点検業務を承っております。

人の背丈ほどある大八車の点検になります。 シャフトの素材は、昔から木製が多く使用されていましたが、耐久性を考慮した鉄製のシャフトもあります。

軸受け金具「釜金」のカジリを指で触って確認します。

木製シャフトから鉄製シャフトに変更された為に、車輪側の受け金具が削れて穴が大きくなっていました。

シャフトにもカジリの後が確認できます。すぐには支障はありませんが徐々に隙間が広がることが予想されます。改善方法は別素材の軸受けに交換することでリフレッシュできます。

車輪の軸受け金具が少しづつ削れて隙間が大きくなっています。

屋台の足回りは特殊な構造が多く判断が難しいと思われます。近年では特注品の制作が出来る鍛冶屋さんも少なくなっておりますが経験豊富な弊社の協力業者であれば問題解決できると思います。

おまけ↓

点検の際には、色々な彫刻を見ることができてありがたいです。近年の彫刻では見られない表情やタッチは当時の彫刻士さんの作風の良さを改めて感じます。

2019/09/11

車輪交換 磐田市豊浜「小島方連」

建造から27年、屋台前輪の交換工事となります。四輪屋台の車輪仕様は地域により様々で、木組みの車輪や木を輪切りしたもの今回は鋳造で作られた鉄製の車輪になります。

鉄製の屋台用車輪は鍛冶屋さんが全て製作する場合もありますが、道路事情や寸法、コスト面を考慮して鋳造品を組み込む場合もあります。

規制品のメリットは交換の際に一から作る製作車輪よりも圧倒的にコスト面が安くなる事です。デメリットは車輪製品が廃盤になったり規格変更がある場合もあります。

遠州森町(有)山本建築では、山車・祭り屋台の新調の他に、修理点検業務も承っております。

1992年 磐田郡福田町豊浜「小島方連」大唐破風式四輪屋台 落慶>>

2010年 磐田市豊浜小島方「小島方連」点検>>

2019/04/15

森町下宿「桑水社」心棒新調 試し曳き

心棒の老朽化に伴い新調致しました。

初代から数えて現在で三代目となる「桑水社」は、1924年(大正13年)に建造されました。1984年(昭和59年)には、山本建築の初代・山本庄平が大改修を実施しました。

その後1999年(平成11年)には、再び山本建築にて、彫刻の取り替えや支輪の増設工事をさせていただきました。その後、老朽化に伴い車輪を新装いたしました。現在の屋台に付いている車輪は山本建築が手掛けたものとなります。

今回新調したのは、車輪の軸になる「心棒(しんぼう」です。木材は樫(かし)になります。樫は非常に強度が強く2t程の屋台を支えます。近年では資源不足で木材の確保が難しくなってきましたが、弊社では厳選された良質な材をストックしております。

今回新調したのは、車輪の軸になる「心棒(しんぼう」です。木材は樫(かし)になります。樫は非常に強度が強く2t程の屋台を支えます。近年では資源不足で木材の確保が難しくなってきましたが、弊社では厳選された良質な材をストックしております。

晴天の中、 三嶋神社へ本番さながらの試し曳きです。問題なく運行出来ました。

森町下宿【桑水社】>>

2018/09/04

磐田市豊田「気賀連」点検

1992年(平成4年)に完成した四輪屋台の気賀東「気賀連」さん、建造より25年経った車輪の点検です。

点検時に突然の降雨に見舞われ、少々カメラが曇ってしまいましたが、正面御簾脇彫りの恵比寿大黒がにっこりお出迎えしてくれました。

車輪は長年の運行によりボルトが緩んでいました。乗用車のようにサスペンションがない山車や屋台の車輪は直接振動が躯体に伝わるので車輪廻りに使われているボルトが緩みがちです。

山本建築では、祭り屋台の新造の他にもメンテナンスや修理を行なっています。お困りごとがありましたら、お気軽にお問い合わせください。

1994年落慶 磐田市豊田「気賀連」>>

2010/08/07

点検 磐田市豊浜「小島方連」

磐田市豊浜小島方「小島方連」の四輪屋台です。
現在の屋台は、1992年(平成4年)に弊社で建造させて頂きました。当時の地域名は、磐田郡福田町豊浜。彫刻は古村木材工芸所(富山県高岡市)が手掛けています。

屋台建造より18年、屋台本体の仕口(組み合わせた接合部)の緩みや、車輪周りの消耗部分を確認していきます。

山本建築では、祭り屋台の新造の他にもメンテナンスや修理を行なっています。お困りごとがありましたら、お気軽にお問い合わせください。

1992年 磐田郡福田町豊浜「小島方連」大唐破風式4輪屋台落慶>>

2019年 磐田市豊浜小島方「小島方連」車輪交換>>