タグ: 御前崎市白羽【新神子】

2020/05/21

建造実績・四輪屋台:御前崎市白羽「新神子」後編

前回(http://yatai.yamamoto-kenchiku.co.jp/?p=5911)に引き続き、山本建築の祭り屋台の建造実績として、御前崎市白羽「新神子」の四輪屋台のご紹介です。

1995年(平成7年)に完成した「新神子」の四輪屋台には、井波彫刻の古村木材工芸(富山県高岡市)が手掛けた彫刻が各所に配置されています。大唐破風の上部の鬼板には龍、下部の懸魚(げぎょ)には鳳凰。欄間の四方には、唐獅子牡丹。木鼻には獅子。虹梁と腰虹梁には、雲の唐草。脇障子には、鶴の透かし彫りも。

屋台の内部の天井も注目のポイントです。社寺建築や書院造りなどでも見られる格天井(ごうてんじょう)で仕上げてあります。格天井とは角材を格子状に組んで、その上に板を張った天井。特に格式の高い部屋などに採用されます。

「新神子」の四輪屋台の前方の車輪は、完成時は鉄製のものでしたが、道路への影響が大きかったため、後にゴム製に変更。道路への保護対策とグリップは増しましたが、方向転換などに、より大きな力が必要となりました。そこで車輪まわりのメンテナンスを実施して、操作性を改善することに。今まで以上に、曳き回しのしやすい四輪屋台に仕上がりました。

山本建築では屋台づくりの他に各種のメンテナンスも、お引き受けしています。地域や屋台の形状など柔軟に対応できますので、お困りのことがありましたら、お気軽にお問い合わせください。

【ホームページからのお問い合わせ】
http://yatai.yamamoto-kenchiku.co.jp/contact

2020/05/07

建造実績・四輪屋台:御前崎市白羽「新神子」前編

山本建築が実際に手掛けた祭り屋台の建造実績をご紹介したいと思います。今回は御前崎市白羽「新神子」の四輪屋台です。

白羽地区は1950年頃から徐々に屋台の建造が始まったと言われています。後に、お祭りの盛んな地域である周智郡森町の建築会社・山本建築へと新しい屋台のご依頼があり、1995年(平成7年)に「新神子」の四輪屋台が完成しました。

樹齢100年以上のヒノキを採用した四輪屋台で、大きさは全長約4.0メートル、全高約4.3メートル、全幅約2.4メートル。屋台本体は山本建築が手掛け、彫刻は井波彫刻の古村木材工芸(富山県高岡市)、車輪は村松産業、金具は村井神仏金物製作所(愛知県刈谷市)が携わっています。

大きな特徴の一つは大唐破風の部分、裏甲(うらこう)が一般的なものよりも、一段多い三重になっている点。また曲線の流れが緩やかで優美であるのもポイントです。今回はここまでですが、次回はさらに御前崎市白羽「新神子」の四輪屋台の各所の彫刻や車輪まわりのメンテナンスに関してもご紹介したいと思います。

ちなみに山本建築では、同じ御前崎市で1990年(平成2年)に「薄原」の四輪屋台も手掛けています。そちらも是非チェックしてみてください。

【関連記事】
「建造実績・四輪屋台:御前崎市『薄原』」
http://yatai.yamamoto-kenchiku.co.jp/archives/5503